神代の子・諸 ニ十一話UP

<前回のあらすじ>
伊丹の屋敷で朝を迎えた糸蘇は、再び伊丹と話し、法皇の行いについて尋ねる。すると伊丹は、今の知識だけで、判断するのは難しいと言い、五巫女の物語を述べてみよと糸蘇に促した。

神代の子・諸 十九話UP

<前回のあらすじ>
村雲を探して平端に戻った錆丸と朽丸であったが、屋敷に村雲はおらず、代わりに居たのは伊丹であった。二人は事の顛末を伊丹に説明した後、屋敷を後にした。

神代の子・諸 十八話UP

<前回のあらすじ>
錆丸と言う名の手がかりを求めて伊丹を訪ねた村雲は、その帰り道に蓮雁という親王に道をふさがれ、法皇に呼ばれていることを知る。報奨に欲がなく、一度は断ったものの、その後に現れた二人の武官により、村雲は上京を強いられることとなった。

神代の子・諸 十六話UP

<前回のあらすじ>
平端から離れたところで、合流した錆丸、朽丸、湖袖、圭子の四人は、それぞれの経緯を報告し合う。その末に、四人は法皇を止めることに念頭に行動をともすることを決断した。

Calligraphy UP : 宴

友人からイベント用のチラシ制作を頼まれていまして、その中で紙面のインパクトを引くために書きました。この先もそういう依頼があるとは思いませんが(というか起筆したのは“勝手に”ですし)、まあ、HPぐらい飾っておくのも悪くないかと思い、数年ぶりの新コンテンツ開設でございます。

My friend asked me to make a flyer for an event she has, so I did calligraphy to make it more attractive. I don't think this kind of request comes again, actually it was my own idea to do calligraphy for the flyer, but it might be a good opportunity to build the new content of my calligraphy works. I would update the content since today.

神代の子・諸 十五話UP

<前回のあらすじ>
窮地に追い詰められた圭子をすくったのは、天上楼に忍び込んでいた朽丸であった。一方そのころ、祭儀場では村雲が死闘の末に禍差を奪い取り、朱往を打ち破った。

神代の子・諸 十四話UP

<前回のあらすじ>
灯放の放った火が水の妨害を受けていることに気づき、錆丸は湖袖に見物席を離れるように促す。一方、天上楼で法皇に敗れた糸蘇は意識を失うが、鏡を介して糸蘇に憑いた圭子が法皇と対峙していた。

神代の子・諸 十三話UP

<前回のあらすじ>
天上楼で糸蘇が法皇に追い詰められているそのころ、祭儀場では村雲が納メ式に臨んでいた。短い駆け引きの末に倒された村雲だが、直後に灯放の炎が朱往を囲んだ。

神代の子・諸 十二話UP

<前回のあらすじ>
天上楼に侵入し、ついに法皇と遭遇した糸蘇。諸悪の根源の命を奪うべく、これまでに身に着けてきた神代の力を解き放つと、法皇は余裕を見せてうすら笑った。

神代の子・諸 十一話UP

<前回のあらすじ>
神覧試合最後の戒羅が始まり、新たな禍差遣いの朱往と対峙した村雲であったが、同じ禍差遣いであった壬生とは違い、腕に覚えのある朱往には一寸の隙も見当たらず、苦戦を強いられる。そのころ、見物席では湖袖が錆丸をつれて戒羅の模様を眺めていた。

神代の子・諸 十話UP

<前回のあらすじ>
納メ式で禍差遣いと見えることに臆していた村雲であったが、直前の戒羅をきっかけに意気を取り戻し、控えの間に向かう。一方そのころ、納メ式に興味を覚え始めた犬見は、予定を変更し、式を見届けてから行動すると決めて加々見と別れた。

神代の子・諸 九話UP

<前回のあらすじ>
伊丹に朽果と昼餉を共にした村雲は、朽果の口から納メ式で対峙する朱往(すお)が禍差遣いであることと、朽果自身が戒羅に興味を失ったということを聞かされる。別れを意識した村雲に対し、伊丹は、何事も移ろうのが正しい姿だと説いたのだった。

神代の子・諸 八話UP

<前回のあらすじ>
神覧試合に参じた法皇を暗殺すべく内裏を訪れた糸蘇であったが、法皇の座す天上楼への階段ををみつけることができない。仕方なく一度退くことを決めたところで、二人の張り番が失踪した玄仁の姿を見たと噂している場面へ出くわした。

神代の子・諸 七話UP

<前回のあらすじ>
見物席から錆止と犬見の戦いを見守っていた村雲は、居合わせた湖袖の言葉から、錆止と犬見のどちらが自分にとって信用のおける人物なのかと疑い始める。一方で、犬見の降参によって決着した戒羅だが、村雲は錆止があまりに殺気立っていたことを見逃さなかった。

神代の子・諸 六話UP

<前回のあらすじ>
一つ目の神覧試合が始まり、犬見と初めて対戦した錆丸は、にらみ合いの最中に自分の正体を知られていると察し、戒羅を隠れ蓑にこの場で暗殺することを考える。しかし、犬見はなかなかに手ごわく、足先で操る鉄球を二度も顔面に受けてしまった。

神代の子・諸 五話UP

<前回のあらすじ>
糸蘇が目覚めつつある神代の力を制御すべく努めている頃、内裏の一角では神覧試合の組み合わせが発表されていた。そこには、とりを務めると思われていた錆止が初戦に回り、村雲が最後に登場するという予想を裏切る内容があった。

神代の子・諸 四話UP

<前回のあらすじ>
神覧試合へ向けた大事な時期の戒羅で、秘密裏にいかさまをした錆丸と朽丸。一の姫、一江の死を知り、また名賀家からも目を背けられた二人の興味は戒羅からは離れていたが、錆丸は戦い手の一人、犬見の動向を気にかけていた。

神代の子・諸 三話UP

<前回のあらすじ>
料亭の二階で禅を組んでいた村雲は伊丹の老人の訪いを受け、成り行きで昼飯を共にする。他愛のない会話の隙をみて、一年前の不次の件の真相を探ろうと思うものの、それには至らず、村雲は疑念を押し込めて、独り料亭を後にしたのだった。

神代の子・諸 二話UP

<前回のあらすじ>
犬見と加々見は真夜中に法家の鹿泰親王と密会をしていた。互いの情報を交換する目的であったが、有益な情報はなく、密会は終わる。しかし、その後で何者かがその密会を盗み見ていたことを知る。捉え損ねた曲者の正体を、犬見は知っているようだった。

神代の子・諸 一話UP

集落は大いに荒れていた。戒羅の儀を法皇自らがご覧になるという神覧を、数十年ぶりに執り行うというのだ。多くの戦い手たちがその一戦に向けて奮起する中で、この“機”を逃すまいとする者たちがいた。しかし、彼らもまた気づいていない。集落に迫る、鬼門崩しの影に――。
――――――
約75日を経ての最終章の開始となりました。長丁場は予想していますので、年内の完結はあきらめていますが、今の仕事が契約終了になる来年夏までには完結したいところです。今のところ月一更新が目標ですが、貯金次第で加速するかもしれません。最後まで頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。

神代の子・諸 概要UP

最終章 ―諸(もろ)― の概要と、登場人物、および主要人物の相関図をUPしました。昨日上げる予定だったのですが、エイプリールフールだと思われそうだったので……。
現在地ですが、食材と調理台が整っていて、完成図も描けているものの、レシピを紛失した状態です。さて、どこから手を付けたらしいものか。

神代の子・贄 最終話UP

<前回:第十六話のあらすじ>
年初会合に参加するために御所を訪れた玄仁は、会合の後で、以前とは様変わりしてしまった旧友、朱沙親王について鹿泰親王に訪ねる。すると鹿泰親王は、一持親王の子が消えたことを述べた上で、「決して関わるな」と言い残し、去って行った――。

定例休載のお知らせ;

明日で『神代の子 贄』も最終話となりました。今回も難産で更新が飛んだりしてしまい、結局七か月もかかっています。それでもここまで来れたのは、温かい声援あってのこと。感謝。感謝。物語はようやく最終章に突入しますが、今度はまたプロットをするところから始めなければなりません。何とか9月ごろには再開できるように頑張ります。

神代の子・贄 十六話UP

<前回:第十五話のあらすじ>
寅之雄は再び己の過去を語り、その中で再会した月出の民の願いを最期まで見届けられなかったことを織里に伝える。すると不思議にも寅之雄の魂は霞んでゆき、寅之雄は織里に感謝しながらもこの世を去るのだった――。

神代の子・贄 十五話UP

<第十四話のあらすじ>
月出の長から謎の古文書を受け取った寅之雄は、その後巡り合った月出の一族の生き残りにその書物を返そうとするが、拒まれ、所有者となる。何か深い意味があるとのかと、その書物を読み解くことに歳月を費やすが、そんな中、最愛の妻に先立たれる――。

神代の子・贄 十四話UP

<第十三話のあらすじ>
大弟君尊の血を継ぐ月出家を香治国に連れて参れ、という法皇の勅命を受けた若かりし寅之雄は、旧友、織里の助けを借りながら、長い年月をかけてその所在にたどり着く。しかし、凱旋を断った一族に対し、法皇は武力をもって連れ出せと命じ、その果ての虐殺を目撃した――。

神代の子・贄 十三話UP

<第十二話のあらすじ>
長寿を全うして肉体から離れた寅之雄の魂は“迎え”を求めて夜半の空へと飛びだし、旧知の友、織里と対面を果たした。織里からは、現世をさまよう理由が未練にあると云われ、寅之雄は己の心当たりと辿って、過去の過ちを語り始めた――。

神代の子・贄 十二話UP

<第十一話のあらすじ>
壬生の敗北を見届けた糸蘇は、静かに戒羅の場を離れて自室へと籠った。そして、様々なことを考えながら二日を過ごし、鬼手として生きていけなくなった壬生を処刑することに合意。改めて、すべてを失ったことを悟った糸蘇は、法皇の愚行を必ず止めることを決意するのであった。

神代の子・贄 十一話UP

<第十話のあらすじ>
玄仁は激高して部屋を訪ねてきた娘の糸蘇の口から、御条親王のみに何かがあったことを知り、大急ぎで御所へ向かった。しかし、親王にも法皇にも会うことができず、仕方なしに訪ねた朱沙親王の口から御条親王の身に起こったことを知り、それをきっかけに御条親王に渡した御神体の力を知ることとなった。

神代の子・贄 十話UP

<第九話のあらすじ>
ある日突然、法皇に呼び出された玄仁は、娘の糸蘇が御条親王と親しくしているという話を聞かされる。玄人自身は差しさわりのないことだと思ったが、法皇はそれを良しとせず、御条親王に御神体を預ける様にと、指示を出す。逆らう理由もなく、玄仁はそれに従った。

神代の子・贄 九話UP

<第六話のあらすじ>
親王たちの会合に出席した後、一持親王と会話を交えたことによって過去の過ちを思い出した玄仁は、永村への帰途で、禍差によって堕落していった一人の人間のことを思いうかべた。

神代の子・贄 八話UP

<第七話のあらすじ>
ある晩、平端の内裏で起こった小火騒ぎの折に、糸蘇は水の神代・湖袖と火の神代・灯放の力を再確認する。事態を収拾したのちに寝室に戻った糸蘇だったが、二人の力に比べて明らかに劣る己の力を思い、鏡の前に座ってため息をつくのだった。

神代の子・贄 七話UP

<第三話のあらすじ>
父、玄仁が失踪した後の名賀大社では、誰が神主となるかという話が浮上していた。女であるが為にその話に介入していくことができず、また未練もない糸蘇は、名賀家の血族としての権利を破棄するために永村に戻る。そこで糸蘇は、父が意図的に行方を晦ましたのではないことに気づいた。

神代の子・贄 六話UP

<前回のあらすじ>
法皇との対面後に旧友の朱沙親王に再開した玄仁は、彼の勧めで親王の会合に出席する。会合の場で、玄仁は懐かしい面々と顔を合わせ、彼らが変わっていないことと同時に新たな風が吹き込まれつつあることを実感するのだった。

神代の子・贄 五話UP

<前回のあらすじ>
義父・寅之雄の逝去を伝えに実父の唯示法皇と面会した玄仁であったが、法皇はお悔やみを述べるどころか、邪魔者が一人消えたような口ぶりで高ぶった。玄人は辟易とし、五日後に葬祭を執り行うことだけを伝えて黒鳳殿を後にした。

神代の子・贄 四話UP

<前回のあらすじ>
老齢を迎えて寝たきりで過ごす名賀家の長・寅之雄(とらのお)は、華という名の権禰宜の介護を受けつつ暮らしていた。残り幾ばくも無いこの世にあって、思い返すのは分かりし頃の思い出ばかりで、ゆっくりと名賀神社の神主となってからの日々を振り返っていた。

神代の子・贄 三話UP

結局一週間遅れてしまいましたが、第三話をUPしました。
糸蘇編の第一話に当たります。
今週は連休があるので、来週もUPできると思います。

神代の子・贄 二話UP

UPしました。
しばらくは隔週になります。
第二話ですが、扱いとしては玄仁編の第一話です。

神代の子・贄 一話UP

 名賀家。陽の神、大兄上尊(おおのえのみこと)を祭る名賀大社に勤め続ける香治(かな)国の名家であったが、近年はその力も衰退し、斐川法家の支えなくして成り立たなくなっていた。その名賀家を支え続けてきた寅之雄、斐川家から婿入りした玄人、そしてその娘、糸蘇。それぞれの物語――。

――――――
 ちょうど丸一年を経ての再開となりました。やめておけと言わんばかりに私のPCがクラッシュして再インストール&バックアップからデータ復旧したのはさておき、ここからまた長い戦いとなるわけです。
 第三部は生贄の『贄』となりまして、名賀家の物語であります。単に過去から追っていくだけではつまらないので、時代と主人公が“21g”もしくは“BABEL”的に行き来します。お気をつけて……ってか、PCが前の状態にまで復旧したら、関連図なり略歴なり作ります。それにしてもWindows UPが長すぎる。

神代の子・守 最終話UP

<前回のあらすじ>
 現在に戻って、錆丸は壬生と戒羅の場で対峙していた。一瞬の油断も隙も許されない白熱した戦いになったが、錆丸は戦いのさなかに生じた勝機を見逃さず、勝ちを収めることに成功した。

――――――
別の記事で書きましたが、次章の質を上げるため、2か月の休載期間に入りたいと思います。
楽しみにされている方がいらっしゃいましたら、まことに申し訳ございません。
その分、ちゃんと読める形にして戻ってまいりますので、しばしお待ちくだされ。
休載期間中も、登場人物とか背景の説明ページぐらいは起こすかもしれません。

神代の子・守 13話UP

<前回のあらすじ>
 香治の国の名賀家が下津留の国に流れる神代の巫女の血を欲していると知った錆丸は、顛末を確かめるために下津留を離れ、香治の国に向かうことを決めた。

神代の子・守 12話UP

<前回のあらすじ>
 錆丸の前に現れたのは、二の姫湖袖の影人を務める朽丸だった。朽丸は静かな口調で、錆丸が字川に去ってからこれまでの、湖袖の身に起こった出来事を語った。

神代の子・守 11話UP

<前回のあらすじ>
  廃れ者の帰心によって御所から波織を救い出した錆丸だったが、文継の疫病に侵されていた波織は力尽きてしまう。すべての希望を失い、波織の亡骸を背負ったまま浜に身投げをしようする錆丸。しかし、不思議な波に救われ、茫然としていたところに一人の男が現れた。

神代の子・守 10話UP

<前回のあらすじ>
 傷を負った頭領と別れた錆丸は日暮れを待って行動を再開し、ようやく波織の居場所を突き止めるのに成功する。しかし、波織の受けた仕打ちに逆上した錆丸は分家方の陣中に飛び足してしまい、退路を断たれてしまった。

神代の子・守 9話UP

<前回のあらすじ>
 御所の床下に潜んでいたところを分家方の忍びに襲われた錆丸は、死闘の果てに傷ついた頭領を抱え、屋根裏に逃げ込んだ。

神代の子・守 8話UP

<前回のあらすじ>
 綻丸が死んだ朝、破丸の言葉通りに護分寺を離れた錆丸は、この時期の都に発生する特有の霧を味方につけながら、どうにか御所に潜り込むことに成功した。

神代の子・守 7話UP

<前回のあらすじ>
 波織を救出できないまま護分寺にたどり着いた錆丸は、同じく廃れ者の破丸と合流したが、三日たっても頭領は現れない。手傷を負って昏睡している綻丸を見て、破丸は「綻丸が死んだら、頭領を待たずに行動を起こそう」と言った。

お知らせ

書き溜めた下書きが減る一方なので、「神代の子」の掲載を隔週にすることにしました。
ぷっつり数週間途切れるより、その方が良いのかな、という判断です。
すみませんが、よろしくお願いします。
……月一にはならないかと。(焦)
その分、いいものを書こう。

急に暑いですね。
この先、穏やかに気候が変わることはないのでしょうか。
出たり引っ込んだり、虫も大変だなあ。

神代の子・守 6話UP

<前回のあらすじ>
 御所を出ると、波織の屋敷は火に包まれていた。炎の中に飛び込もうとした錆丸は、頭領に阻まれる。頭領は波織が分家方の忍びに連れ去られたと錆丸に告げ、救出して護分寺に向かえと言った。

神代の子・守 5話UP

<前回のあらすじ>
 入部文継が書蔵で倒れた。様子から察するにどうやら死病に侵されているらしい。錆丸が懐に忍ばせていた丸薬を与えたことで目を覚ました文継は、己はもう助からない、疫病に侵されている体では帰ることもできない、と波織に伝えてくれと言った。